血管の破綻による出血が脳を破壊
− 脳内出血とは何か?
脳内の血管がなんらかの原因で破綻を起こし、脳実質内に出血を来す疾患です。脳内に出血したことにより形成された血の塊を血腫といい、この血腫が大きい場合には、頭蓋内圧の上昇を来して、頭痛・嘔気・意識障害をおこしたり、出血に伴って破壊した周辺脳組織の症状を呈します
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脳内出血のCT:小脳出血 |
脳内出血のCT:被殻出血 |
矢印で示した部分が小脳内の出血部位 |
矢印で示した出血が
周辺脳を圧迫している |
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脳内出血の 60 %は高血圧が原因で脳血管に血管壊死が起こり、微小血管が破れて出血を起こすと言われています。しかしながら、それ以外にも脳動脈の血管奇形や血管腫等が原因となる場合もあり、慎重な鑑別を必要とします。
高血圧性脳内出血とは何か
高血圧が持続した場合、脳血管の壁に血管壊死が起こり、急性に小血管の破裂をきたすことにより脳内出血を起こします。高血圧症の早期治療が普及したため、近年その数が有意に減少していますが、重篤なものでは、依然として死亡率75%にも及ぶ疾患です。高血圧症及び動脈硬化がみられる年齢、すなわち50歳台から60歳台に好発します。
危険因子について
高血圧性脳内出血の危険因子としては、男性、2)アルコール常飲者、3)肝機能障害、の3つがあります。血小板の少ない例や抗血栓・血小板薬を内服している場合には出血が大きくなり、重篤となる傾向にあるようです。
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