どの血管が閉塞するかによって、症状が以下のように異なります。

・内頚動脈 片側の内頚動脈の閉塞で、その先にある前大脳動脈、中大脳動脈領域の全てに梗塞が及ぶことがある。上下肢の麻痺、左側の場合は失語症が起こりえる。
脳全体の1/3が脳梗塞に陥いる可能性があり、意識障害が起こることも稀ではない。
・前大脳動脈 下肢の運動麻痺、無動性無言症(意識はあるが、自発性がなく、魂が抜け
たかのようにボーっとしている状態)
・中大脳動脈 顔面・上肢に強い運動麻痺、左側の場合は失語症(言葉を話すことや
言葉の理解が出来なくなる状態)
・後大脳動脈 反対側の同名半盲(両目の半分が見えなくなる)、反対側の感覚性麻痺閉塞のレベルによって症状が異なる。
・脳底動脈 1)全盲、重度記憶障害、失読(文字を読むことが困難になる)
2)同側顔面の麻痺と反対側四肢麻痺、眼球運動麻痺、舌麻痺
3)閉じ込め症候群(四肢麻痺・無言により、意志の疎通が瞬きと眼球運動でしかでき   ない状態)
・椎骨動脈 小脳性失調(体のバランスがとりにくくなる、ふらつきによる歩行困難、呂律がまわらない、嘔気・嘔吐)、同側顔面と対側半身の感覚障害。
・眼動脈 失明、一時的な眼動脈の閉塞で片目が突然見えなくなり、しばらくしてゆっくりと改善することもあります。これは、専門用語で“一過性黒内障”といい、重症の脳梗塞の前兆です。


 
Dクリニックのホームページへ