脳を下から見た図
 

みなさんの頭の中には、頭蓋骨の中に守られた組織である脳が存在します。みなさんが、ものごとを考えたり、手足を動かしたり、いろいろなことを感じたりするのは、すべて脳のはたらきによります。みなさんの目、耳、鼻、舌、皮膚等、いろいろなところからの情報は、それぞれの神経を通って、脳に運ばれます。脳ではそれらの情報を、認識し、考え、そして、それらをもとに手足やその他の体の部分に、適切に動くように神経を通して命令を出します。健康な日常生活をおくる上で、脳は非常に重要な働きをしています。

みなさんの脳がこういった重要な働きを行う時には、酸素や糖分など、多くのエネルギーを必要とします。これらのエネルギーは血液によって供給され、これらを絶えず脳へ運んでいる補給管が脳の血管なのです。脳の血管に問題が起こり、栄養が脳に運ばれなくなってしまうと脳はその働きを保つことができなくなり、ついには脳細胞が死んでしまいます。

脳血管には、脳に栄養をおくる役割のものと、脳で使われ必要無くなったものを脳の外に運び出す役割のものの2種類があります。脳に栄養をおくる血管を脳動脈といい、不要物を運び出す血管を脳静脈といいます。脳動脈には、内頚動脈と椎骨動脈と呼ばれるものがあり、左右にひとつずつ、計四本あります。内頚動脈とは、みなさんが左右の首のところを触れた時に、“ドクドク”と拍動している太い血管のことで、脳の前半部2/3に栄養をおくっています。左右の椎骨動脈は頭蓋骨の中に入ると合流して、一本の太い脳底動脈と呼ばれる血管となり、脳の後部1/3に栄養をおくります。これらの太い血管は頭蓋骨の中に入ると、枝別れをして、徐々に細くなり、脳の中へと入り込んでいきます。

 
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