下肢静脈瘤治療 病院の選択について
最近下肢静脈瘤の日帰り治療を提供する医療機関が増えてきました。入院治療の方が安心するという方もいらっしゃるでしょうが、昨今の治療技術の向上により、下肢静脈瘤は日帰りで問題なく治療できるようになっています。実は、入院治療の場合の方が、全身麻酔や腰椎麻酔を用いることから体への麻酔負担が大きく、リスクが大きいと言われています。日帰り手術では、導入・覚醒の早い、より軽い麻酔を使用するので、麻酔トラブルのリスクが少なく済みます。この点から、入院治療よりもむしろ日帰り手術の方が安全と言えるでしょう。
下肢静脈瘤は基本的には良性疾患ですが、個人差が大きく、病態も複雑であることが多いので、下肢静脈瘤治療に精通した医療機関を選択されることをおすすめします。以下に、信頼できる医療機関を選択する際のポイントを提示します。
- 常勤の専門医が治療を担当しているか。
- 治療を担当するドクターが誰なのかをはっきり確認することが重要です。血管外科医で、下肢静脈瘤治療に実績のある医師が、診察、手術、術後のフォローアップを一貫して行うのがベストです。下肢静脈瘤専門ではない、非常勤のドクターが行っている場合には、治療方針が一貫しないことがしばしばあります。
- 病院の下肢静脈瘤治療実績を公開している、または十分な実績があることがわかるか。
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特に、新しい治療(レーザー治療等)を受ける場合には、その治療法について実績が十分あるかどうかを確認した方がよいでしょう。情報がしっかりと提示されているか確認するのが良いでしょう。また、手術件数に関しては、担当するドクターの内訳が確認できるのがベストでしょう。なぜなら、医療機関全体の治療件数よりも担当医1個人の治療実績の方を見ることが重要だからです。
- 全てのタイプの静脈瘤に対応できるかどうか。
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下肢静脈瘤はボコボコ盛り上がる典型的なタイプ以外にも、赤や青色の細かいタイプの静脈瘤もあり、また両タイプが共存している場合もあります。また、ボコボコ状の静脈瘤を治療した後、新たに細かい静脈瘤が出てしまう場合もあります。担当する医師が、これらのケース全てに対応できるかどうかを確認しておくのが良いでしょう。
- 病院が、患者側が疾患について問い合わせをしやすい環境を作っているか。
- ホームページなどで疾患に関する問合わせを受けつけている、疾患の説明会などを設けている等で、治療について病院へ問合わせをしやすい環境を、担当の病院は提供しているでしょうか?また、患者さんの質問へきちんと対応しているかも、信頼できる医療機関であるかどうかを判断するポイントとなります。
- 担当医から、各々の患者さんの下肢静脈瘤に即した説明が十分なされているか。
- 下肢静脈瘤の病態は、個々の患者さんで千差万別です。各々の患者さんの状態に即した治療法の解説が十分されることが重要です。またはホームページ等で情報公開されているかどうかも、病院を選択するポイントとなります。