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伏在型の下肢静脈瘤(ボコボコと浮かび上がるタイプ)の根治的な手術として、20世紀初頭からストリッピング手術(抜去切除手術)が行われてきました。 20世紀後半までは、ストリッピング手術は、下半身麻酔や全身麻酔下で施行されることが常識で切除範囲も下肢全長にわたるため、手術後1週間以上の入院が必要でした。
1990年代後半、当時慶応大学血管外科の折井医師のチームが高位ケッサツと硬化療法を組み合わせることで、日帰りで伏在型の下肢静脈瘤の治療を行う方法を実践し出しました。通常1週間以上の入院を要するとされていた下肢静脈瘤の治療が外来で行えるということで当時は画期的な治療法でしたが、再発率が大きいということが難点で、入院して行うストリッピング手術がやはり根治的な治療と評価されました。
1998年、東大血管外科の阿保医師が麻酔法を工夫し(局所麻酔と静脈麻酔の組み合わせ)、その根治的ストリッピング手術を国内で初めて日帰り(外来)手術で行うことに成功しました。以後、下肢静脈瘤のストリッピング手術が日帰りで全く問題なく行えることが判明し、他のドクター達も日帰り手術の実施を追従しました。根治的な手術が完全に日帰り(在院時間数時間)で問題なく行えることが示された点で、日帰りストリッピング手術の発案は、当時は常識を覆すものでした。
以降、阿保医師が開設した「北青山Dクリニック」、次いで、阿保医師の手法を踏襲した医科歯科大学のチームが中心となって「あしのクリニック」が下肢静脈瘤の日帰り手術を精力的に行ってきました。
下肢静脈瘤の日帰りストリッピング手術が安定して供給されてから5年ほど経過して、最新のロングパルスヤグレーザーによる血管内治療の効果が良好であることが米国で示されました。医科歯科大学の血管外科チームがそのレーザー治療の臨床試験を行い問題がないことを確認。北青山Dクリニックが東京都で初めてエンドレーザー治療を開始。現在までエンドレーザー治療を国内施設の中で最も多く安定提供しています。