下肢静脈瘤 レーザー・光治療

レーザー・光治療とは?

レーザー・光治療とは、径の細いレーザーファイバーを血管の内腔に挿入して静脈瘤を閉塞させたり、多様な波長の光を静脈瘤のある部分に照射することで、肌を傷めずに異常血管のみを消失させる方法です。現在、一般の施設で行われている異常血管を抜去するストリッピング手術や硬化剤を注入する硬化療法と比べ、短時間での治療が可能であり、患者様の体の負担も少なく、治療による跡が目立たないなど、多くの利点を有しています。

現在、最新のレーザー・光治療には、下肢静脈瘤の症状によって使用できる機器がいくつかあります。以下はその説明です。

レーザー・光治療機器とその概要

エンドレーザー法

エンドレーザー法静脈瘤血管の中に細いレーザーファイバーを挿入し、血管内腔を熱で閉塞させてしまう治療法です。従来から行われている血管を抜去(ストリッピング)する手術に代わる治療法で、局所麻酔で行えるために、手術時間が短く、術中の体の負担も少なくてすみます。対象となる静脈瘤のタイプとしては、伏状静脈瘤や側枝静脈瘤などがあります。

特徴

  • 術中・術後の痛みが少ない
  • 施術時間が短く、術後にすぐ帰宅が可能(医療機関の滞在時間は2〜3時間程度)
  • 傷口が目立たない

マイドンレーザー法

マイドンレーザー治療下肢静脈瘤の治療として一般に行われている硬化剤の注入療法(硬化療法)に変わる新しい治療法です。このMYDONを使用することにより、異常静脈の径が非常に細く、皮膚の表面に存在するため今までは安全な治療が極めて困難とされていた、小細静脈における静脈瘤に対して治療可能となりました。対象となる静脈瘤のタイプとしては、網目状静脈瘤、クモの巣状静脈瘤などがあります。

特徴: ストリッピングなどの手術やその他の治療に比べ、

  • 治療前後での痛みが少ない
  • 治療期間中に、弾性ストッキングや圧迫包帯などの下肢を締め付ける装具を着用する必要がない。
  • 美容上の問題となるような表層の小細静脈における静脈瘤に対する治療も可能。

スーパーフォト

スーパーフォト皮膚へ特別な波長の光を照射することで、お肌のトラブルを解決する治療のことを、一般に光治療(IPL療法)といいます。スーパーフォトは、光治療の中でも最も新しい治療機器で、パルス幅の長い多くの波長の光を肌表面に同時に照射(フラッシュランプ)することで、皮膚の新陳代謝や再生能力の改善をはかる効果があります。このため、スーパーフォトは、肌年齢を若返らせる美容の目的でも広く行われている治療法です。下肢静脈に対しては、皮膚の中に存在する小さいタイプの毛細血管拡張症や表面の血管拡張に対して効果があり、クモの巣状や網目状静脈瘤のなかでも、径が1mmに満たないような微細な静脈瘤に対し、周辺の皮膚を傷めることなく治療することが可能です。

特徴: 硬化療法と比べて

  • 安全性が極めて高い。
  • 皮膚にほとんどダメージを与えることない。
  • 局所的に異常血管を治療することが可能。

レーザー治療が受けられる方とは?

ストリッピング手術の対象になる伏在型の静脈瘤は重傷度に関係なく全てレーザー治療の対象になります。レーザー治療が受けられないのは 、 太股の部分の静脈瘤が皮膚の極めて近くを走行している、あるいは、太股の部分の蛇行が激しい方の場合です。